【2021/8/6】バンクリーグ大分でスパークルおおいたレーシングチームが初優勝!<使用タイヤ:FORMULA PRO TLR S-LIGHT>
一般社団法人ジャパンサイクルリーグ(以下「JCL」という)が主催する自転車トラックレース「JCLBANK LEAGUE 2021(以下「バンクリーグ」という」、その今季初戦となる「バンクリーグRound1 大分ステージ」が8月6日(金)、大分県別府市の別府競輪場で開催されました。
6チーム対抗で行われたレースは、iRC TIREのサポートチームでもあり、地元・スパークルおおいたレーシングチームが優勝しました。
バンクリーグではロードレースのチーム戦の醍醐味を凝縮した、バンクリーグ独自の種目「3ポイントゲーム」で実施。エンターテインメント色を強めた演出のなかで、国内ではおなじみの競輪競走とはひと味異なる、エキサイティングなチーム対抗戦が繰り広げられました。大会の模様はYouTubeでのライブ配信も実施されました。
大会は有観客で行われましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、8月1日に全国知事会で県外をまたぐ移動の自粛が要請されたことから、県外からの来場者全員の抗原検査を実施し、陰性者のみが入場しました。
今年のバンクリーグは8月中に全3戦が開催。引き続き8月14日(土)に名古屋ステージ、18日(水)に宇都宮ステージが行われます。
以下、本大会の模様をまとめたレポートになります。
決勝戦は九州対決、地元スパークルおおいたレーシングがVC福岡を下す。
今年からJCLが主催となったバンクリーグがついに開幕。初戦となる「バンクリーグ Round1 大分ステージ」が8月6日(金)、大分県別府市の別府競輪場で開催された。全6チームによる熱戦は、地元・スパークルおおいたレーシングチームが決勝戦でVC福岡を下して優勝した。
バンクリーグではロードレースのチーム戦の魅力を凝縮した、独自の「3ポイントゲーム」が行われる。1チーム3〜4人が出走し、3点先取したチームが勝利となる2チーム対戦型のレース形式。大会では出場6チームを2グループに分け、各グループを3チームによる総当たり戦と、予選グループ勝者による決勝戦により優勝チームを決める。
観客はバンク内側の芝生エリアから観戦。各レースの選手入退場もショーアップされるなど、エンターテインメント色の強いトラックレースイベントだ。
予選リーグは、グループAとして宇都宮ブリッツェン、キナンサイクリングチーム、VC福岡の3チームが、グループBとしてチーム右京 相模原、ヴィクトワール広島、スパークルおおいたレーシングチームの3チームが、それぞれ総当りで対戦。
グループAは3チームが1勝1敗で並ぶ接戦からVC福岡が、グループBはスパークルおおいたがパーフェクト2勝で、それぞれ決勝へと進出した。
決勝戦の前には、エキシビションレースが開催。地元競輪選手会によるチームと、予選敗退4チームの選手によるJCL選抜チームが、バンクリーグの3ポイントゲームで対決した。1ポイント目を取った競輪チームに対し、JCL選抜チームは持久力の差を発揮して逆転。競技の垣根を越えた戦いはJCL選抜チームが3-1で勝利した。
そしていよいよ決勝戦は、くしくも九州対決が実現。突然降り始めた強い雨の中、最初のポイントを獲得したのはVC福岡。ここまで0点完封で勝ち進んできたスパークルおおいたから、初めて得点を奪う。しかしここからエンジンがかかったスパークルおおいたは、巧みなレース展開と持ち前のスピードを生かして、3ポイントを連取。地元勝利の期待が懸かるプレッシャーに打ち勝ち、見事バンクリーグ初参戦で優勝をもぎ取った。
今回のJCL大分シリーズは、翌8月7日からは、日田市のオートポリスサーキットに舞台を移して、「コーユーレンティアオートポリスロードレース」が開催される。7日はホビーロードレースと、ママチャリ4時間耐久が実施。8日は4時間耐久レースと、JCL第5戦のロードレースが行われる。
参加チーム 宇都宮ブリッツェン/Team UKYO SAGAMIHARA/KINAN Cycling Team ヴィクトワール広島/VC福岡/スパークルおおいたレーシングチーム