NIPPO ヴィーニファンティー二がイタリアでチームプレゼンテーションを開催

iRCがサポートするNIPPO VINI-FANTINIがイタリアにてチームプレゼンテーションを開催しました!
以下プレスリリースより(http://teamnippo.jp/2017/01/09/

**2017シーズンが本格始動
イタリアにてチームプレゼンテーションを開催

1月7日、イタリア・アブルッツォ州オルトーナにて、2017シーズンのNIPPO・ヴィーニファンティーニのチームプレゼンテーションが開催され、所属選手などチーム体制が公式に発表されました。
会場となったのは、チームのメインスポンサーの一つであるファルネーゼヴィーニ(ヴィーニファンティーニ)が本社を構えるオルトーナの歴史あるオペラ座で、当日は大雪に見舞われましたが、2017シーズンの門出を祝うべく、地元の権力者や有志、州知事、県知事、政治家、チームスポンサー、イタリア自転車競技界のVIP、ファンら300名を超えるゲストが招待されました。

チームプレゼンテーションが行われたオルトーナ市のトスティ劇場
イタリア籍のプロコンチネンタルチームとして3シーズン目を迎えるにあたり、ゼネラルマネージャーのフランチェスコ・ペロージは、今まで以上にイタリアと日本、両国の結束を強化し、2020年に開催される東京オリンピックに向けて、一般社団法人「JAPANプロサイクリング」と提携しながら、日本人選手や若いイタリア人選手の育成を行なっていくこと。また、新しく加入したジロ・デ・イタリアでの区間優勝経験をもつジュリアン・アレドンド(コロンビア)やマルコ・カノラ(イタリア)、チームのまとめ役として、日本人選手にとっても重要な存在となるアラン・マランゴーニ(イタリア)ら有力な中堅選手とともに、リオオリンピックに出場した窪木一茂や内間康平をはじめとする日本の才能あふれる選手が一致団結し、チームとしてステップア
ップを図り、UCIアジアツアーでトップ3位、UCIヨーロッパツアーでトップ15位という具体的な目標を掲げて活動していくことなど、抱負を語りました。

日本からはメインスポンサーである株式会社NIPPOの岩田裕美社長が出席し、プレゼンテーションの冒頭にイタリア語を交えながらスピーチを行い、選手やスタッフを激励しました。

株式会社NIPPO 岩田裕美社長のスピーチ(抜粋)
「NIPPO・ヴィーニファンティーニはプロコンチネンタルチームとして3年目を迎えました。昨年、一昨年は世界最高峰の大会であるジロ・デ・イタリアに出場し、昨年はクネゴ選手らチームの活躍が光りました。日本でもチームの知名度が飛躍的に高まりました。
長年、建設業に携わってきた私にとって、全く分野の異なるチームの活動は、見ること、聞くことが全て新鮮であり、私のハートを揺さぶります。選手たちのレースにかける情熱と日々のひたむきな努力、監督、メカニック、トレーナーそして関係する方々の一丸となった体制、レースにおける耐久心、駆け引き等々、世界の舞台で勝負するチームの魅力を挙げたらきりがありません。そして何よりチームと関係者が明るいムードの中で一つにまとまっている様子は、自然とできあがったチームの特性であり、天から授かった贈り物と感謝しております。そのようなNIPPO・ヴィーニファンティーニが皆さまから愛され、感動を与えるチームとしてさらに成長することを期待しています。
我々建設業界の合い言葉は『安全第一』です。NIPPO・ヴィーニファンティーニの選手、監督、スタッフも『健康でケガなく』を第一に、チームワークを大切にし、勇敢にチャレンジをしてください。チームの皆さんが一丸となって躍進されますことを祈念しています」
写真上. 日本人選手のリーダー格となる内間康平。写真下. 大門監督より紹介される小石祐馬
そして、3名のイタリア人監督に続いて、大門宏監督(マネージャー兼任)、2年目となる福島晋一監督が紹介され、5名となった監督陣から、1名ずつ19名の所属選手が紹介され、以前、チームNIPPOに所属し、イタリアを拠点に活動していた中根英登と内間康平はイタリア語にて新しいシーズンにかける意気込みを語り、会場を沸かせました。
チームプレゼンテーションの最後に、選手たちはレース用ジャージに着替えて記念撮影を行い、その後はファルネーゼヴィーニ本社にて、チームやスポンサー、関係者たちとの親睦を深めるカクテルパーティが開催されました。

大門宏監督/マネージャーのコメント
「プロコンチネンタルチームの運営には多大な費用がかかり、1年目のチームプレゼンテーションのときには、2年目を迎えることができるのか不安を感じていたが、今年無事に3年目のチームプレゼンテーションを迎えられ、正直嬉しく思っている。
気がつけば、チームのバジェットは毎年増え、プロコンチネンタルチームでも10億円を超えるバジェットをもつチームもあるため、潤沢な運営資金とは言えないが、それでも今年は3億5千万円を超える資金を確保できた。そして今年は選手19名、監督も5名体制となり、確実に昨年よりも多くの国のレースに参加できることを見込んでいる。
我々のチームは、一部のチームにあるような“いずれはワールドツアーチーム”という段階的なものではなく、たとえば『JAPANプロサイクリング』との提携など、より明確なビジョンをもって活動をし、その魅力を幅広く伝えられるように努力していきたい」
チームプレゼンテーションを終えて、選手たちは約1週間の第二次トレーニングキャンプに入りました。当初、アブルッツォ州での実施を予定していましたが、積雪のためにリグーリア州のラスペツィアへと急遽移動し、本格的な乗り込みを行っていきます。
チームの初戦は、1月24日からのブエルタ・ア・サンフアン(アルゼンチン、UCIアメリカツアー2.1)で、日本人選手は窪木一茂が出場する予定です。