NIPPOヴィーニ・ファンティーニがツール・ド・ランカウィ第一ステージ3位入賞!

iRCタイヤがサポートするNIPPO ヴィーニ・ファンティーニが【ツール・ド・ランカウィ】に出場!
第一ステージでニコラス・マリーニが3位入賞!


名前 ニコラス・マリーニ
出身地 イタリア
誕生日 1993年7月29日
身長 / 体重 171cm / 74kg
脚質 スプリンター
公式ページ:http://teamnippo.jp/marini-nicolas/


2月22日よりマレーシアで開幕したアジア最高峰超級カテゴリーのステージレース、ツール・ド・ランカウイ。第1ステージは、KUALA BERANGからKUALA TERENGGANUまでの124.8kmで開催され、ゴールスプリントの展開となり、ニコラス・マリーニが3位でフィニッシュ。
大会初日に表彰台に立ちました。


高温多湿な東南アジアの気候や、ヨーロッパとの時差に適応することを考え、NIPPO・ヴィーニファンティーニは今大会に向けて8日間の事前合宿をマレーシアで行っていました。そのアドバンテージを活かして、平坦ステージである第1ステージでは、ニコラス・マリーニの区間優勝に照準を絞り、チーム一丸となって戦いました。
序盤から、アタックが繰り返される展開となり、最終的に10名の先頭集団ができましたが、そこにプロコンチネンタル以上のチームは含まれておらず、タイム差は最大でも3分には届かず、また2つ目の4級山岳を越えると、先頭は3名と7名に分かれ、次々に人数を減らしていきました。一方の集団を引くのは、ウィリエールとNIPPO・ヴィーニファンティーニのスプリンターを擁する2つのイタリアチーム。小林海、中根英登が集団牽引のローテーションに入り、積極的に逃げとのタイム差を詰めました。


ラスト23kmの周回コースに入ると、先頭は1名のみとなり、ラスト15kmで完全に集団に吸収されます。そして集団ゴールスプリントに向けて、各チームが位置取りをしながらレースを進めていくと、残り7km地点で、集団のやや前方において大きな落車が発生。チームからは中根と伊藤雅和が巻き込まれ、中根はすぐに集団に復帰したものの、総合成績を狙う伊藤は遅れてのフィニッシュとなりました。
マリーニはここでチームメート2名を失いましたが、ジャコーモ・ベルラートとリカルド・スタッキオッティが万全の体制でサポート。マリーニは残り200mからスプリントを開始し、勝負に挑みましたが、勝者には一歩及ばず、3位でのフィニッシュとなりました。勝ったのはトラック競技のスペシャリストでもあるスコット・サンダーランド(アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)。
マリーニは「チームメートの素晴らしい走りおかげで、いい状態でスプリントに臨めた。今日は勝者が強かったが、これからのステージでコンディションが上がり、次のチャンスでは勝ちたいと思う」とコメント。幸いにも伊藤のケガは軽傷。明日からのステージでもチームは一丸となって勝利を狙っていきます。


伊藤雅和のコメント
チームから総合成績で頑張るようにと指示があり、ローテーションも入らず集団で待機させてもらっていた。残り7kmくらいで落車に巻き込まれて転びんでしまい、そこからはゴール目指して走った。タイム差がけっこう空いてしまったので、総合成績を狙うことは難しくなったが、まずはチームのために働きたい。そして、チャンスがあればステージ目指して走りきります!


中根英登のコメント
序盤に4級山岳が2つの、ほぼフラットなステージ。オーダーはマリーニのスプリントで勝ちに行くことと、自分は総合順位のためにタイム差を取られないずに彼のサポートをすること。山岳ポイント前で10名ほどの逃げが決まり、ウィリエール1人とNIPPO・ヴィーニファンティーニから自分とマリノの3人が集団牽引に加わった。逃げグループとの差が思ったより開かず、1分半前後だったので、総合成績のために自分は一旦下がるように言われ、マリノが長く牽引してくれることに。
逃げをキャッチして残り1周。各チームが固まり出して、NIPPO・ヴィーニファンティーニは自分を先頭に前方へ出た。すると前に出きってしまう。しかし後ろにいたベルラートが、このまま残り5kmの丘まで引け!と言ってきたのでそのまま牽引開始。
残り7〜6km地点で右側から新たなラインができたので乗り換えた、その瞬間、大きな落車が起きた。隣の選手が飛んできてタックル食らうも何とか堪えて残り5km。もう一度NIPPO・ヴィーニファンティーニのトレインの前に出るも、今度は少ししか引けず集団に戻ってほぼタイム差なしでゴールした。明日もみんなで頑張ってきます!


小林海のコメント
序盤から、大きな逃げか、他のプロコンチの選手たちが入った逃げに乗るために動いた。コンチネンタルチームの選手たちの逃げができ、集団が安定してからウィリエールの選手1名と中根さんと集団を牽引する。逃げが強力ではないので、僕とウィリエールの選手2人で牽引することに。周回に入るラスト20kmまで2人で牽引し、仕事を終えて集団内へ。このまま終わってくれるかと思ったら、集団中程で大落車が発生。自分も足止めを食らい、遅れてゴール。明日からもチームのために頑張ります。


福島晋一監督のコメント
今日は8日前に現地に入ったアドバンテージを生かすべくステージ優勝を狙っていた。小林、中根の働きで予想どおりのスプリントの展開に持ち込むことに成功した。最終周回で起こった落車に伊藤が巻き込まれてしまったが、幸い大きなけがはなかった。残りのメンバーでマリーニを援護して、マリーニは3位でゴール。他のイタリア人スプリンターたちのコンディションが悪いうちにアドバンテージを生かして、勝ちたかったので非常に残念。明日からもチーム一丸となって優勝目指して頑張ります。


●リザルト
第1ステージ 結果
1 SUNDERLAND Scott IsoWhey Sports SwissWellness 2:54:45
2 GIBBONS Ryan Dimension Data
3 MARINI Nicolas NIPPO - Vini Fantini
16 NAKANE Hideto NIPPO - Vini Fantini +0:04
19 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO - Vini Fantini
47 BERLATO Giacomo NIPPO - Vini Fantini +0:36
96 KOBAYASHI Marino NIPPO - Vini Fantini +4:06
101 ITO Masakazu NIPPO - Vini Fantini +4:06


個人総合成績
1 SUNDERLAND Scott IsoWhey Sports SwissWellness 2:54:35
2 GIBBONS Ryan Dimension Data +0:04
3 MARINI Nicolas NIPPO - Vini Fantini +0:06
16 NAKANE Hideto NIPPO - Vini Fantini +0:14
47 BERLATO Giacomo NIPPO - Vini Fantini +0:46
19 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO - Vini Fantini
96 KOBAYASHI Marino NIPPO - Vini Fantini +4:16
101 ITO Masakazu NIPPO - Vini Fantini


●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
伊藤 雅和
中根 英登
小林 海
ニコラス・マリーニ(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
ジャコーモ・ベルラート(イタリア)
監督:福島晋一


●レース情報
Le Tour de Langkawi(ツール・ド・ランカウイ)
開催期間/2017年2月22日(水曜日)〜3月1日(水曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.HC
開催国/マレーシア(日本との時差 マイナス1時間)