【2021/10/22】第24回全日本選手権個人タイム・トライアル iRCサポート選手結果 FORMULA PRO TLR S-LIGHTが活躍

U23ではiRC TIREサポート選手が表彰台を独占。男子エリートでは、2位にキナン山本大喜選手・4位にNIPPO岡選手が入賞。

2021年10月22日(金)、広島県三原市にある広島中央森林公園サイクリングロードにて、第24回全日本選手権個人タイム・トライアルが開催された。

カテゴリー距離出走人数
男子U232周 24km20名
女子エリート+U232周 24km11名
パラサイクリング1周 12km13名
男子エリート3周 36km20名

2019年以来、2年ぶりに開催された本大会では、新型コロナウィルス感染対策のための来場者全員がPCR検査の義務化、入場時の健康チェックなどが実施された。森林公園のコースは長い登りやテクニカルなカーブもあるためにTバイクとロードバイクの選択にもさまざまな思惑が見て取れた。

<U23>

iRC TIREサポート選手/チームとして、EQADSより川崎三織選手、西本健三郎選手、松田祥位選手、平井光介選手が、TEAM EURASIA iRC TIREからは寺澤 アンドリュウ選手、スパークルおおいたからは宮崎泰史選手が出走。

所属大学名での出走だが、EQADSに所属する留目夕陽選手、山田拓海選手、小出樹選手らも状況によりiRC TIREを装着している。

通常のコースを逆回りするコースを2周の24km、大きく2つのウェーブ(グループ)ごとに1分ごとの時間差で1人ずつ走りタイムを競う今回の競技では、先に走った選手が目安となり後続の選手へとプレッシャーをかけていくことになる。第2ウェーブの第一走者の松田祥位選手(EQADS)は、出だしのタイムこそ4番手であったが、徐々にタイムを上げ、2位の留目夕陽選手(中央大学)に2秒差をつけ優勝。

惜しくも2位となった留目夕陽選手は、チューブラータイヤを使う選手が多い中、iRC TIRE FORMULA PRO TUBELESS READY S-LIGHTを選択。「(今日のレースは)ラヴニールが終わってから2週間の隔離期間があり、1カ月前くらいからトレーニングを始めていたがあまり調子は上がっていない中ではあって、ベストコンディションではなかったが、走りには個人的には満足している。タイヤはグリップや軽量性、路面抵抗など最高でした。特に3段坂を下って、危ないコーナーもあったが、タイヤがくっつくような感じで安定していた。下りのラップタイムもアンダーの中ではトップタイムだったのもタイヤのおかげです。」「空気圧は5.6-5.7くらいで走ってます。体重は60kmちょっとくらいで、色々試してみましたがこれくらいがちょうどいい感じでした。」

【U23 リザルト】

1 松田 祥位/EQADS 0:33:39.570

2 留目 夕陽/中央大学 +0:20.000

3 宮崎 泰史/スパークルおおいたレーシングチーム +0:29.980

4 平井 光介/EQADS +0:37.680

19 寺澤 アンドリュウ +3:38.340


<エリート>

前回覇者、増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)が圧倒的な走りを見せて優勝。2位以下が50分台のタイムの中、49分25秒のタイムをたたき出した。

2位に入賞したのは今シーズン調子のよい、キナンサイクリングチーム山本大喜選手。 前半を落ち着いて入ったことで、最後までペース配分ができた。ベストの走りをしての 2位なので、個人的には満足している。上にいるのは増田選手だけだが、実力的に一段階も 二段階も先を走っているので、トレーニングを重ねて強くなるしかないと思っている。自分の感覚だけで走ることを心掛けた。レース中も不必要な情報が入らないようにして、 最高の走りをすることだけを考えていた。難しいコースだったが、動画を見たり試走を通 じてレースをイメージして本番に臨んでいた。その準備が実際の走りに生かされた。」(チームコメントより)

さらに、今シーズン途中よりNIPPO Provance PTS Contiに加入した岡篤志選手。「ヨーロッパでの連戦での疲れや、帰国後の隔離が18日まであり、若干の疲れが残っている中で、ベストな脚ではなかった。増田選手とのタイム差がついてしまって残念。今日ので刺激が入って調子が上がってこればいいなと思う。ロードでは自分の成績を狙って走っていきたい。」「最近はチューブレスレディを使っていて、軽いので登りでの軽快さを感じます。セッティングとしては7気圧で使っています(体重は59kg)。気圧は高めにしてもグリップはいいので転がりを重視しています。明後日のロードもチューブレスレディで走ります。」

【エリート リザルト】

1 増田 成幸/宇都宮ブリッツェン 0:49:25.400

2 山本 大喜/キナンサイクリングチーム +0:47.370

3 中根 英登/EF Education-NIPPO +1:00.310

4 岡 篤志/NIPPO-Provance PTS Conti +1:34.750

5 阿部 嵩之/宇都宮ブリッツェン +1:47.490


この記事で紹介している弊社製品

iRC TIRE FORMULA PRO TUBELESS READY S-LIGHT

ヒルクライムレースなどの軽さを最重要視するレースで使用することをメインターゲットとしたモデル。今年中盤には、スパークルおおいたの沢田選手もこちらのモデルでJCL広島クリテリウムで勝利を収めている。

コンパウンドには米ぬか配合のRBCCを採用。タイヤサイドには40×40のメッシュ耐パンクガードを設置してある。iRC TIREのロードタイヤシリーズでは唯一のチューブレスレディモデル。使用にはシーラントが必須となるものの。軽いだけではない剛性感と性能は、iRC TIREの新フラッグシップモデルとも言える。サイズは23C/25C/28C/30Cをご用意。