【2023/6/4】KINAN Racing Team ツールド熊野 #2 太地優勝! ワンツーフィニッシュ!

山本元喜選手、トマ・ルバ選手が逃げ切りのワン・ツー ツール・ド・熊野 第2ステージの劇的勝利

iRCがタイヤサポートを行うキナンレーシングチームが、チームのお膝元で開催されたツール・ド・熊野で2日目に意地のステージ優勝。
チーム最大の目標である個人総合優勝には届きませんでしたが、チームを支える地元の観客の前で最高の走りを見せました。


リアルスタートから攻め続けたキナンレーシングは、6周目に山本選手がアタック。追随する選手を上り区間で引き離し、数秒のリードを得ると、次の周回でトマ選手が集団から飛び出しブリッジして合流。


2人は個人総合のタイムからは大きく離れていたため容認され、リードを広げていく。
個人総合リーダーのJCL TEAM UKYOの思惑とも合致し、30秒~40秒のリードを保ち最終周回へ。

リードを守った2人は、そろって最後の直線へ。
勝利を確信すると、トマ選手が山本選手に前へ出るよう促してそのままフィニッシュへ。
正式リザルトは、山本選手がステージ優勝、トマ選手が2位。
結果的にメイン集団は26秒差でレースを終えることとなり、ライアン・カバナ選手がスプリントに挑んでステージ5位とした。

ツール・ド・熊野第2ステージ・太地半島(104.3km)結果
1 山本元喜(KINAN Racing Team)2時間31分27秒
2 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+0秒

3 ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ)+26秒
4 フェリックス・スティリ(EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム)
5 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)
6 ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)
22 新城雄大(KINAN Racing Team)
28 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)
DNF 津田悠義(KINAN Racing Team)

個人総合時間賞
1 岡篤志(JCL TEAM UKYO)4時間0分51秒
2 山本大喜(JCL TEAM UKYO)+0秒
3 ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)+33秒
4 中井唯晶(シマノレーシング)
5 ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ)
6 ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)
13 ドリュー・モレ(KINAN Racing Team)+41秒
21 トマ・ルバ(KINAN Racing Team)+2分32秒
23 新城雄大(KINAN Racing Team)+4分41秒
24 山本元喜(KINAN Racing Team)+5分24秒
27 ライアン・カバナ(KINAN Racing Team)+5分45秒

ポイント賞
山本元喜(KINAN Racing Team)25pts

山本元喜選手コメント
「中間スプリント通過後に上りを利用して集団からアタックした。次の周回にはトマも合流してくれて逃げの態勢が整った。集団とは30~40秒差だったので、射程圏に捉えられていると思って気が気ではなかったが、トマがずっと引っ張ってくれて、ひたすら食らいついた。
勝ちを確信したのは残り2km。後ろを振り返ったら誰も見えなかったので、これは勝ったと思った。応援してくださる方々の前でワン・ツーフィニッシュは最高の結果。レースの中止やコース短縮は、自分たちはもちろんだが、それ以上に長い間準備をしてくださっていた方々が一番悔しいはず。そうした人たちの思いを背負って走っていたつもりだし、結果で感謝の気持ちを示せたことが何よりもうれしい」

写真:キナンレーシングチーム / 福光俊介


KINAN Racing Team 山本元喜選手の使用タイヤは、iRCの「フォーミュラ プロ チューブレスレディ S-LIGHT」。
そして2位のトマ・ルバ選手の使用タイヤは最高のクリンチャータイヤ「アスピーテ プロ S-LIGHT」。
昨年のツアー・オブ・ジャパンやツール・ド・熊野でのピット会場に比べ、チューブラータイヤを使用するチームが減少し、チューブレスレディを使用するチームが増加しており、iRCサポートチームのキナン・スパークルおおいた・EF Education NIPPOの3チームも全てチューブレスレディを導入しています。
またタイヤサイズもリムのワイド化に伴って広くなり、多くのチームが28Cを導入しています。