【2021/7/10】ジャパンサイクルリーグ広島ロードレース KINAN Cycling Teamが１位～４位を独占しての勝利！

自転車ロードレースの国内プロリーグ、JCL （ジャパンサイクルリーグ）のシリーズ戦「三菱地所 JCLロードレースツアー 2021 」の第 3 戦となる、広島トヨタ広島ロードレースが 2021年7月10日（土）、広島県三原市の広島県立中央森林公園で行われ、キナンサイクリングチームの新城雄大が激戦を制して優勝しました。終盤に形成された 6人の先頭集団にキナン勢は 4人を送り込み、 1位から 4位までを独占する完全勝利となりました。

iRC TIREのサポートチームであるスパークルおおいたレーシングチーム、キナンサイクリングチーム、さいたまディレーブが出場（全９チーム出場）。

３月の開幕シリーズから ３カ月ぶりとなるJCLのレースは、初の有観客大会として行われました。1 周12.3kmの周回コースを10 周、 123.0kmで行われたレースは、 1 周目から集団が割れる展開に。名物の上り「三段坂」で抜け出した 17人が先行グループを形成しました。先頭には有力選手も多く含まれ、後続集団との差を徐々に開いていきました。

途中３回設けられるスプリント賞は、 1回目を沢田桂太郎選手、 2回目を孫崎大樹選手と、スパークルおおいたレーシングチームが連続して獲得。 3回目はスプリント賞ジャージを着る小野寺玲選手（宇都宮ブリッツェン）が先頭で通過。 2回設けられる山岳ポイントは、 1回目を石原悠希選手（チーム右京 相模原）、 2回目を山本元喜選手（キナンサイクリングチーム）が先頭で通過。 2回目の山岳賞争いと 3回目のスプリント賞争いが同じ 7周回目だったことで、ここまで協調してきた先頭集団では優勝争いの攻防が活性化しました。

先頭集団では続く8周目の上りで、山本大喜選手（キナンサイクリングチーム）のアタックから一気に崩壊。再形成された 6人の先頭グループには、新城雄大選手、山本大喜選手のほか、山本元喜選手、畑中勇介選手という、ここまでの先頭集団にいたキナン 4 人全員が入ることに成功。このほか谷順成選手（那須ブラーゼン）、吉岡直哉選手（チーム右京 相模原）が入ったが、キナンサイクリングチームが圧倒的有利の展開に。

波状攻撃を仕掛けるキナン勢に対して谷選手が積極的に反応しカウンターアタックも仕掛けるが、個々の力が強く数の上でも圧倒的優位を築いたキナンは、残り 1 周手前で山本元喜選手が単独アタックに成功。最終周回では 2番手追走グループから、畑中選手のアシストを得た新城選手が抜け出して、上りで山本元喜選手と合流。残る追走グループからも山本大喜選手と畑中選手が、唯一残った吉岡を振り落とすことに成功しました。

数の強さ、個人の強さを発揮したキナンサイクリングチームがジャパンサイクルリーグ初優勝を飾ると共に、１位～４位までを独占しました。

１位　新城雄大選手（KIN）

２位　山本元喜選手（KIN）

３位　山本大喜選手（KIN）

４位　畑中勇介選手（KIN）