【2021/7/11】ジャパンサイクルリーグ広島クリテリウム スパークルおおいた・沢田選手が待望のチーム初勝利!

2021年7月11日(日)、広島県広島市西区商工センター特設コースを舞台に、広島トヨタ広島クリテリウムが開催されました。今年からスタートした国内ロードレースチームによるリーグ「三菱地所 JCL ロードレースツアー 2021」は、このクリテリウムで第4戦を迎えました。

◆広島トヨタ広島クリテリウム(三菱地所 JCL ロードレースツアー 2021) 広島市西区商工センター特設コース 1.7km×30周回 合計51km

Photo: Yosuke SUGA/ Kenta ONOGUCHI

沢田桂太郎選手(スパークルおおいたレーシングチーム)がチーム待望の初勝利

前日の広島ロードレースに続く連戦は、広島市内にその舞台を移して行われました。公道上に設けられた 1 周 1.7km の周回コースは、3 つの 180 度コーナーがあり、直線のハイスピードとコーナーの低速の繰り返しが選手の体力を奪っていきます。天気は晴れ空に恵まれましたが、照りつける日差しに気温は 30℃を超え、51.0km という短い距離ながら、出走 53 人のうち完走は22 人というサバイバルの展開になりました。

スパークルおおいたレーシングチームは、九州・大分の地域密着型プロチームとして今年新たに発足。国内トップチームでの実績も豊富な、スピードのある選手をそろえて話題を呼んでいました。ここまで 2位、3位はあるものの、優勝にはあと一歩手が届いていなかったが、得意のスピードレースで展開を作り、ついにチーム初勝利をもぎとることができました。
シリーズ総合各賞は、個人総合とスプリント賞を新城雄大選手(キナンサイクリングチーム)が守り、山岳賞は山本元喜選手(キナンサイクリングチーム)で変わらず獲得しました。

スパークルおおいた 沢田選手
スパークルおおいた 沢田選手


優勝した沢田桂太郎選手(スパークル大分レーシングチーム) コメント
「スプリントにもっていくということになり、アシスト勢が序盤から動いてくれました。枚数は少なかったんですが、スプリントに向けて集団をまとめてくれて、チームとして機能しました。最後、最終コーナーあけてから距離があるので、自分から行くには遠いと思いました。そこで石原選手(チーム右京相模原)が行ったので、それを目標にしてまくりました。自分がイメージしたとおりに行けたと思います。自分的にはスピード域は高かったんですが、いつ差されるかわからなかったのでハンドルを投げ、勝利を確信してからガッツボーズさせてもらいました。次戦は地元大分で大会が開催されるので、応援よろしくお願いいたします。」

 2位 中島康晴選手(キナンサイクリングチーム)コメント

「スプリントに強いチームが多かったので、チームとしてはサプライズ的な戦術をとった。集団スプリントになれば自分で上位を狙っていくという作戦だった。チームにピュアなス プリンターがいない中で、どうレースを運ぶかを考えて、結果的に今日のようなレース展 開になった。最後は沢田選手の動きに合わせたが、さすがにあのスピードには届かなかっ た。それでも 2 位という順位はみんなのおかげ。昨日上位に入ったメンバーが助けてくれ て感謝している」

Photo: Yosuke SUGA/ Kenta ONOGUCHI