【2024/2/23】車いすテニス 船水選手の来社・インタビュー
2024年2月23日名古屋本社にiRC TIREの車いすテニス サポート選手の船水 梓緒里さん(LINEヤフー所属)が来社されました。
長年に渡るサポートへの感謝の言葉をいただき、車いすテニスの魅力やパラリンピックに向けての意気込みをインタビューしました。
【プロフィール】
船水 梓緒里(ふなみず しおり)選手
2000年11月8日、千葉県我孫子市生まれの23歳。
中学生の時に海での事故により、脊椎を損傷し、車いす生活となる。2016年より本格的に車いすテニスを始め、同郷の国枝さんが通っていた吉田記念テニス研修センターで練習に励む。
わずか4カ月でジュニア大会優勝後、数々の大会に出場。現在、世界ランキング17位(2024年2月)。2024年のパラリンピックへの出場に向けて邁進中。
Instagram:@shiori_funamizu
【昨年度の戦歴】
・2023年9月 木下グループジャパンオープンチャンピオンシップス2023
シングルス:ベスト4、ダブルス:優勝
・2023年9月 2023 US Open Wheelchair Championships(米国)
ダブルス:ベスト8
・2023年8月 s Versicherung Austrian Open 2023(オーストリア)
シングルス:ベスト4、ダブルス:準優勝
・2023年12月 第33回三井不動産全日本選抜車いすテニスマスターズ(日本)
シングルス:優勝、ダブルス:優勝
【インタビュー】
・車いすテニス競技をはじめたきっかけを教えてください。
車いす生活になり、引きこもっていた時期に母親が試合を観に行こうと誘ってくれました。
同郷のため、国枝選手の存在は知っていましたが、それまで競技を観戦する機会はなかったです。
実際に観てみると、純粋に車いすでもテニスができるのだ!というのが最初に持った印象です。
国枝さんのプレーに驚いたというよりも、1プレーヤーがスポーツである車いすテニスをしていることに感動しました。
元々スポーツが好きだったので、やってみたいと思い、始めました。
- 車いすテニス競技の魅力を教えてください。
他のパラスポーツと違って、障害ごとのカテゴリー分けがないことが魅力だと思います。
同じ球技のスポーツでも卓球やバトミントンは障害のレベル(腹筋が使えない/体幹が維持できない等)ごとに細かく分かれています。
車いすテニスは、手に障害がある人のみ「クアード」のカテゴリーになりますが、女子・男子・クアードの3クラスしかないです。
そのため、各選手がプレースタイルの工夫や、車いすの道具に頼りながら、そのカテゴリーの中でどのようにして1番になることができるかを考えてプレーしています。例えば、パワーが出ない人は短いドロップショットを打ってみるなど、チェアワークや戦い方も選手によって異なります。
さらに、ネットを挟めば、健常者と一緒に試合ができることも魅力です。ルールも大きく変わらないので、誰でも理解しやすい競技であると思います。
※車いすテニスは2バウンドまでOK。他のルールはテニス競技と変更点なし。
・ご自身のプレーで注目してほしいところはありますか。
最近はパワーに頼らないテニスを行っています。私は、アクロバティックなプレースタイルなので、最後までボールに突っ込んでいくところは誰にも負けない自信があります。注目してほしいです!
テニスはバスケットのような衝突や、転倒はないスポーツです。車いすの性能的にもひっくりかえるバランスではつくられていないのですが、私は体が伸びきった状態でもボールを打ち返すので転倒することもあります。
みんなに「気を付けた方が良いよ」と言われることも、、それくらい全力で頑張っています!(笑)
・練習時間とメニューを教えてください。
平日午前2時間、午後2時間の合計4時間練習しています。今月は1カ月で100kmを走るチャレンジをしています。自分で決めた課題は練習時間外で行っています。
整地されている歩道が少ないので、練習場所まで行く時間を算出するのが大変です。
オフの日にも10km走るので自分でもいやになることもありますが、友達と一緒に走ったりモチベーションをあげる工夫もしています(笑)
昼ごはんの時間を削ったり隙間時間を見つけて走ったりしながら、自分で決めた課題に日々追われています。1年前までは練習と大学の授業やレポートなど時間のやりくりをしていたので、すきま時間を有効に使うのは得意なほうかもしれません。
※Instagramにて課題をこなす船水選手の様子が投稿されています。ぜひ、チェックしてみてください。応援をお願いします!
・試合に向けたモチベーションの保ち方はありますでしょうか。
私は不安症なので、試合で最悪の状態に陥った時のことを考えて、その際の解決策を何案かイメージして挑んでいます(笑)
良い試合ほど考えずにフィーリングで戦術的にプレーできていると思います。
試合前には相手選手と対戦した時の動画や、自分がプレーして感じたことをまとめたテニスノートを見返すようにしています。
テニスは相手がいるスポーツなので、自分で成果や改善したところを数値化したり、感じたりすることが難しいです。なので、毎月自分で課題を設定して、日々達成していくことで自信をつけていくようにしています。
・新製品 EXERACER PRO RISEを使用している感想を教えてください。
しっかり地面を掴むことができ、耐久性が高くなったと感じています。
海外の選手もEXERACERを使用している人が多いです!
船水選手の使用している iRC EXERACER PRO RISE。
・パラリンピックへの意気込みを教えてください。
東京パラリンピックでは開催時期が延期になったことで、決まっていた出場権を失ってしまいました。その時にレースの厳しさを身に染みて感じました。
今年は最後の1カ月ですべてが変わってしまうという緊張感を持ちながら、最後までやり切らないといけないと思っています。
ただ、前回は気持ちが煮詰まってしまった部分もあったので、「自分のやりたいことは達成できたか」ということを考えて1戦1戦の勝ちにもこだわっていきたいと思います。
・最後にサポーターへのメッセージをお願いします。
パラリンピックまでiRC TIREと共に突っ走ります!
応援のほど、よろしくお願いします!
【直近の出場競技予定】
・3/19(火)~ アジアシリーズ(韓国、日本、マレーシア、トルコ)
・4/9(火)~4/14(日) 天皇杯・皇后杯第40回飯塚国際車いすテニス大会(福岡)
・4/18(木)~4/21(日)DUNLOP KOBE OPEN 2024 (兵庫)
iRC TIREの社員と共に記念撮影。
最後には、色紙にサインをいただきました。
次戦は3/19~始まるアジアシリーズに出場予定です。iRC TIREは、今後も船水選手のご活躍と、車いすスポーツの普及を応援してまいります!