BMXライダー丹野 夏波選手インタビュー
年が明けた2月、ワールドカップを4戦を終え帰国したBMXライダー丹野夏波選手。
帰国早々に結果の報告をしに来ていただきました!
ここまでのシーズンを振り返ってもらいました。
Q、2020年東京オリンピック出場、メダル獲得に向けて世界を転戦してきたが、 オリンピックを意識し始めたのはいつですか?
A、13歳か14歳頃に、2020年のオリンピックが東京に決定し、当時、習い事もしていたけど、BMX1本でやることを決めました。
Q、初めて出場したワールドカップはいつですか?どういう目標を持っていた?
A、2017年9月、アルゼンチンで開催されたのが初めてのワールドカップでした。
その当時はまだ、ジュニアカテゴリーだったので、予選通過が目標でした。
Q、2017年から比べて2年たった今、2019年のシーズンはどうでしたか?
A、今は予選通過が当たり前で、準決勝に行くことが目標となっていました。
Q、オリンピック国内選考期間2019 年第 1 戦〜2020 年第 4 戦までだったが、 選考基準はクリアしていましたか?
A、まず、UCIポイントを10ポイント以上持っていました。そして、ワールドカップで準決勝2回以上もクリアしました。あとは決勝に進出し、日本人ベストリザルトである7位以上を獲得することが条件でした。
Q、2020年ワールドカップ第1戦、第2戦でオリンピック出場を決めたかったと思うが、その時の心境はどうですか?
A、決勝8位がその時点での日本人女子の最高位だったので、1位から7位までに1回でも入れば代表に選ばれる状況でした。
そんな中、第2戦では、準決勝3位を走っており、決勝進出が目の前でした。
しかし、最後でバランスを崩してしまって5位に終わりベストリザルト9位で終えました。
このチャンスを逃してしまったことが受け入れられなくて、本当に悔しかったです。
Q、最後に転倒してしまった原因は何か考えられますか?
A、3位で走っていることで、決勝に行ける位置だと思い、守りの走りをしてしまっていました。
また、自分がここで走っているという少し自信のなさもあって、もっと自分に自信を持っていれば、攻めた走りもできたんじゃないかと思います。
ワールドカップを回り始めてから、だんだんと目標が上に上がってきていたのですが、今回の大会では、「決勝に行く自分」を100%信じ切る心の強さが足りていなかったと思います。
Q、この2年で、心も体も成長したと感じるが、一番成長したと感じることは何ですか?
A、スキルやパワーがかなり上がりました。
特に去年の夏、活動拠点のアメリカで2か月間ジムに通い、パワーを強化してきました。メンタル面でも強くなりました。
前までは、「この選手と一緒に走るのは嫌だな」と思うことがあったけど、今はもうありません!
Q、今後のスケジュールは?
A、4月4-5日に開催予定だった秩父国際が延期になったので、直近では、マンチェスターで開催されるワールドカップに出場します。
5月末の世界選手権までしばらくレースが続きますが、今休学中の大学を、4月から復学することも考えています。
4月18-19日GBR(Manchester)#5.6
5月2-3日NED(Papendal)#7.8
5月15-16日USA(Rock Hill)#9.10
5月26-31日世界選手権(USA)
9月20-21日秩父インターナショナルDay1、Day2
10月3-4日全日本選手権(新潟県)
Q、秩父インターナショナルや全日本に参戦予定ですが、国内のレースで、緊張はしますか?プレッシャーを感じますか?
A、緊張します・・・。2019年からエリートになり、追われる立場になったことで、 ジュニアの子たちに負けたらどうしよう・・・、スタートで前に出られなかったら・・ と不安に思うこともあります。
Q、オリンピック代表選考が終わったばかりですが、今後の目標を聞かせてください。
A、東京は残念だったけど、4年後のパリ五輪に向けてまた頑張っていきたいと思います。
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