【ジャパンカップ】史上初の完全優勝!

10月21-22日に行われたJAPAN CUP(ジャパンカップ・サイクルロードレース)においてNIPPO Vini Fantiniのマルコ・カノラ選手が史上初のクリテリウム・ロードレースのダブル優勝をいたしました!
ウェットコンディションでマルコ・カノラ選手が選択したタイヤはASPITE PRO WETでした

チーム一丸となっての勝利、本当におめでとうございます!
以下、チームから送られてきたレースレポートとなります。

【ジャパンカップ・サイクルロードレース】
荒天に見舞われたサバイバルレースでカノラが優勝
クリテリウムとの史上初となるダブル優勝を達成!

しかし、その後、人数を増やした追走集団は失速。ディフェンディングチームであるキャノンデール・ドラパックによってコントロールされるメイン集団に吸収されました。そして7周回目ではイヴァン・サンタロミータとともにマルコ・カノラが追走を開始し、一時は4選手がメイン集団から飛び出すシーンもありましたが、吸収とアタックを繰り返し、最終周回ではカノラを含む6選手が先行する展開となりました。そこから、古賀志林道での登坂区間でカノラとベンジャミン・プラディス(チーム右京)がアタックを仕掛けましたが、下り区間にて追走する選手が追い上げ、最後は5選手によるスプリントでのフィニッシュを迎えました。
そしてスプリント力には自信のあるカノラが危なげないスプリントを披露し、第26回ジャパンカップ・サイクルロードレースの勝者に輝きました。NIPPOがスポンサードするチームによるジャパンカップ優勝は初めてのこと。またクリテリウムとのダブル優勝はジャパンカップ史上初となります。

●リザルト
1位 マルコ・カノラ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
2位 ベンジャミン・プラデス・レヴェルテル(スペイン、チーム右京)
3位 雨澤穀明(宇都宮ブリッツェン)
4位 アントワン・トルーク(オランダ、ロットNLユンボ)
5位 トマ・ルバ(フランス、キナンサイクリングチーム)
6位 ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)
7位 ベンジャミン・ヒル(オーストラリア、アタッキ・チーム・グスト)
8位 エンリーコ・バッタリン(イタリア、チーム・ロットNL・ユンボ)
9位 ダニロ・ヴィス(スイス、BMCレーシング・チーム)
10位 畑中勇介(チーム右京)
17位 イヴァン・サンタロミータ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0:34
19位 中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0:34
25位 ダミアーノ・クネゴ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1:22
43位 アラン・マランゴーニ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+7:15

マルコ・カノラのコメント
勝利することができて本当に嬉しく思っている。チームにとっても、自分にとっても大きな価値のある勝利。自分たちはイタリアと日本の共同チームという形で活動しており、多くの日本のスポンサーに支えられている。今日の勝利は自分たちを信じて応援してくれる日本のスポンサーやファンの皆さまへの贈り物になればいいと思う。そして体調を崩していた母親にもこの勝利を捧げたい。

中根英登のコメント
自分はとにかくカノラやサンタロミータの近くで走ることが役割だった。雨だったので寒さ対策を万全にしてスタートし、最初のアタック合戦でマランゴーニが前に乗っていく。毎周回古賀志の上りはカノラたちと一緒になるべく前でクリアしていった。残り6周回のときに早くもキャノンデールが古賀志でアタック気味にペースを上げた。ダミアーノや自分が前との差を詰めるように走る。毎周回の勢いで古賀志でペースが上がるがしっかり対応しで前で越えてく。1度下りで前の選手が壁に突っ込んだのに吊られて自分も突っ込んでしまったがすぐに復帰。ラスト3周でも上りでアタックが掛かかかった。上りを前でクリアして下りきってからカノラの指示でアタックした選手らをキャッチし、その後の古賀志でカノラ含む数名が飛び出す。自分はこの動きでかなり脚を使い苦しくなるが、とにかく粘ってサンタロミータと同じ集団でゴール。 そのままカノラの集団は逃げ切り、優勝! 最高に嬉しい結果となった。応援ありがとうございました!

●NIPPOヴィーニファンティーニ出場選手
中根英登
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ

●レース情報
2017 Japan Cup Cycle Road Race(2017 ジャパンカップサイクルロードレース)
開催期間/2017年10月22日(日曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー1. HC
開催国/日本 栃木県宇都宮市