【2024/6/9】車いすテニス 小田凱人選手が全仏オープンで優勝

小田凱人選手が全豪に続き全仏オープンも制覇!

2024年6月8日、「全仏オープン」(フランス・パリ)車いすテニス男子シングルス決勝が行われ、小田凱人選手(東海理化/世界ランク2位)が、グスタボ・フェルナンデス選手(アルゼンチン/同3位)を7-5、6-3で下して、大会2連覇を達成。
「特別な瞬間、場所に戻ってきて優勝でき、なんて言えばいいかわからない」とグランドスラム初優勝を果たした地での連覇を噛み締めた。


18歳の小田選手は、今年1月の全豪オープンで3度目のグランドスラム制覇を成し遂げ、出場5大会で3つのタイトルを獲得。
昨年の全仏オープンでグランドスラム初優勝を果たした小田選手は、今大会も調子よく、セットを落とさずに3試合をストレート勝ちし、決勝進出。

試合後の会見で小田は、「去年は2連覇できるとは思ってなかった。この大会は僕にとって特別で、キャリアで初めてタイトルを獲得したグランドスラム。特別な瞬間、場所に戻ってきて優勝でき、なんて言えばいいかわからない」
と2連覇の喜びを噛み締めた。
また、試合後には「Je t'aime Paris.(愛しているよ、パリ)」と書かれたテーピングを手首からはがして額に。2、3日前から用意していたと言い、「この街が大好きだからその気持ちを伝えたかった。本当に良い瞬間だった」と語った。
なお、大会連覇は国枝慎吾(2007-2010、2014-2015)、ステファン・ウデ(2012-2013)、アルフィー・ヒュウェット(2020-2021)に続いて4人目となった。